がん患者さまのための精子・卵子・胚凍結(医学的適応)
当院での妊孕性温存外来について
がん治療前や治療中に精子・卵子を凍結し、将来妊娠を希望する時期まで保存しておくための治療を当院でお受けいただけます。原疾患や患者さんの状態により、個別に治療法やスケジュールをたて、最適な方法を選択していきます。がん治療を遅滞なく遂行することを前提としながら、担当医と密に連携をとり、がん寛解後の妊娠の可能性を広げるお手伝いをしていきます。 * 社会的適応による卵子凍結は行っておりません。
がん患者 妊孕性温存治療支援事業について
2021年4月から妊孕性温存治療を受ける患者さんに対して全国で公的助成制度が開始されましたが、公的助成金が支払われるためには2021年秋頃に稼働する「新」JOFRへご参加いただく必要があります。 このJOFRでは、現行JOFRから以下の項目が主に追加・変更されます。
- 専用のアプリによって、スマホなどから患者さん自身で情報を入力・閲覧可能に
- 全国がん登録のデータを活用し、精度の高いデータへ管理
- 現行JOFR用国内サーバに加えて、氏名・住所専用の国内サーバを使用
旧JOFR http://www.j-sfp.org/about/registry.html
新JOFR http://www.j-sfp.org/news/jsfp_news/upload/14-0.pdf
今後、専用アプリで患者さんにとって、役立つ機能や情報を提供していく予定です。
胚凍結保存を考慮する場合
お電話で「妊孕性温存を検討しています」とお申出いただけるとスムーズです。
診療情報提供書、紹介状、検査結果をご持参ください。
連絡先電話番号は、厚仁病院産婦人科生殖医療部門:0877-85-5353
※未成年の場合は保護者も一緒に受診してください。
※既婚の場合は可能であればご主人と一緒に受診してください。
※入院中に外出して受診される方は、ご予約の際にご相談ください。